充電式レール穿孔機(LD-16BJ)の穿孔実験

維新建設株式会社

説明

この度、維新建設ではレール加工を行う全事業所に充電式の穿孔機を配備しました。充電式タイプと有線式タイプの穿孔時間を比較した動画をアップしましたので、ご視聴下さい。

レールには継ぎ目板でレールとレールを接続する作業があります。しかし、継ぎ目板を構成するのに継ぎ目ボルトで締結するのですが、その継ぎ目ボルトを通す穴が開いていない場合があります。そこでレール穿孔機の出番です。我々の電車が通らない限られた時間の中で作業を行います。時間が限られていることから一分一秒でも作業時間を減らしたいと日々作業しています。動画を見ていただくと分かるとおり、穿孔時間が約4分の1に短縮できています。タイムリミットがある作業では、時間短縮はとても魅力的に感じていただけると思います。

メリットデメリット

充電式レール穿孔機のメリットは充電式であることが大きいと思います。有線式レール穿孔機では発電機、電源コードを準備しなくてはいけません。更には電源コードが届けばいいのですが、届かなければ約90kgある発電機を2人掛りで運搬しなくてはいけません。充電式穿孔機だと1人で作業可能なので人員の削減も狙えます。

デメリットとしては、メリットでもある充電式と言う事でしょうか。使用前には確実に充電しなくてはいけません。そして穿孔数に関してもバッテリーパックの寿命とともに、一回の充電で行える穿孔数が減ることが予想出来ます。後は本体の値段が高価だと言うことです。有線式と比べて約倍近い投資が必要です。

まとめ

最後に総評ですが、充電式の良い点である、穿孔時間の短縮と人員削減はやはり大きな魅力でしょう。使用するシーンで使い分けをし、時間のある作業シーンでは有線式を使用して穿孔数を稼ぎ、時間の無い作業では充電式を使用し、作業時間短縮と人員削減を狙っていくのも一つだと思います。