共立建設 大宮事業所
令和4年度 4/13 1.25Mトラックマスター勉強会
今回大宮事業所にて開催された勉強会では、トラマス勉強会と表題を掲げつつも、午前・午後の座学班ではトラマスに限らず日頃の省力化軌道敷設における、疑問点を作業手順や道具を確認しつつ、中堅メンバー2名が講師となり、新卒者には道具を写真を使いながら説明し、入社3か月から1年の社員には、前日に配布した質問表に沿って個々の質問に答えていく座学を行いました。
所変わってトラマス実技班では、午前中は新卒者には線路保守のためには、トラマスを活用した数値管理によって安定安全輸送を支えていること又、トラマスの構造・組み立て方・取り扱いの注意点、そして数か月後に実際に向き合うことになるであろうトラマスの、ゼロチェックと検測方法を教えました。
午後の3か月~1年の3名向けの講習では、組み立て方から始まり、注意点などを説明し、仲村所長は今後どの様な現場での動きを期待しているかの説明を行い、それを実現するための寄り道無しの実戦的な動き、具体的には、講習の一人が実践している、4頭軌陸の動きをトリガーとした一連の流れをマンツーマン指導を行いました。今回使用した1.25トラマスは基本レールさえ確実に解って羽の向きさえ間違えなければ、退行警告機能など便利な支援機能があり1メータトラマスより扱い易い器材で今回指導したノウハウを吸収していただき、より高みに上っていければ今回の講習は有益なものになると思います。
一人のトラマス実技講師から見た独断による個人的な総評ですが、
新卒者の雰囲気と取り組み方をみるに、200万円近いような高価な器材ですが、『習うより慣れろ』の目論見通り、トラマスに対する恐怖心を薄めることができ、又3か月・半年後の直面するであろう課題の事前勉強、『分からないことが分からない』の彼らなりの解決策・対抗策を練ってくれれば、今後の時間経過が待ち遠しいです
3か月~一年向けの講習では 13時からの開始時間には2名しか集まらず……5分程遅れて全員揃い 之を現場に当てはめると、元請け様より度々終了点呼時に言われている、若い子達の時間管理のルーズさがここでも現れてしまいました、軌道工のような外仕事の業種は、指示待ちやダラダラやっていては、線閉解除時間の制約があるため、改めてこれまでの指導の不足を痛感しました、しかし一年未満ながらこれまで試行錯誤の結果自分なりの考えをもって、能動的に動ける社員もいるので、各個人の能力に合わせた今後の配役、指導の必要があると思います。
今回第1回目に当たる中堅講師4名による講習でしたが、勉強会を開くにあたって事前の準備、標準仕様書の閲覧などを通して、中堅者の知識の増強と中堅者が新人時代に感じたことを再び思い出して、新時代の新人教育の形、導入する対策は新人+中堅を結ぶIT活用たるグループLINEその中で文章と写真でノウハウの伝授と共有です。一例に過ぎませんが考えうる全ての対策を講じつつ勉強会を2回3回と繰り返し、より良い教育・事業所・施工に繋げて程よい雰囲気と馬鹿話ができる、仲村所長の目指す新時代の事業所を目指して中堅一丸となって、より一層頑張っていきたいです。
作成者・竹松