異常時対応研修会

 9月の異常時対応研修会は維新建設主催で開催しました。今回の研修内容は『鉄道用重機械緊急時対応予備知識』として、まず午前中にプレゼン形式で重機の基本構造と各部の役割・作動に関する内容と軌陸重機を使用中に起こり得るトラブルや過去に起きたトラブル事象などの原因やその対応方法の説明をしました。また、殆ど起こらないマイナートラブルなども紹介し、普段の脱出訓練などでは取り上げられないような内容の話も織り交ぜ座学を実施しました。

 

 午後は訓練線にて軌陸バックホー(PC58UUT-6)を使用して、予備エンジンでの脱出方法と電気系統のトラブルを想定した非常用ソレノイドバルブ手動切換装置を使用した緊急対応、手動ポンプでの異常時対応操作では操作方法だけでなく、操作する箇所の順番も考慮して実施する必要があることなども説明しました。同時に午前中座学で説明した箇所も確認し、一時的にトラブルが発生した状況を作り出し対処方法を説明しながら実際に操作も行って機械が動くことを確認しています。
 今回の実技では、それぞれ基本的な脱出方法とピンポイント的なトラブルの対応や非常用装置の応用的な使用方法、裏技的な異常時対応方法なども説明して、普段の脱出訓練より内容を濃くして実施しました。