今後の備え

先日、蕨の変電所火災による停電に伴い首都圏交通網が麻痺する事案がありました。
この変電所は基幹設備になっており、運転見合わせの路線は10線に及び、当日は日曜ということも有り多くの乗客に影響が出ました。

今回の停電において大部分の路線は1時間程度で運転再開出来たのに対し、京浜東北線などの一部路線が運転再開まで7時間以上もの時間を要してしまったのですが、その差は変電施設のバックアップ体制にありました。
早期に再開出来た路線が他の基幹変電所からの供給へ切り替え出来たのに対し、時間を要した路線はこの変電所のみでまかなわれていたわけです。

この度の一連を振り返ると、非常時の備えの重要性と、その有無がどれだけの差を生み出すのか教訓を得られました。
災害に限らず、トラブルは不意に襲ってくるものと留意し、異常時の対応能力は元より、様々なケースを想定したうえでの柔軟な対応能力を鍛えてまいります。

維新建設 古河事業所 木村